言ってはいけない励ましの言葉

伝えるって難しいですよね。私も相手の地雷を踏んでしまう事があります…

言ってはいけない励ましの言葉とは

その言葉とは、「みんなも頑張ってる」です。

「みんなも頑張ってるんだから」とか「みんなも辛いんだよ」とか、気軽に口にしていませんか?

なぜこの言葉がダメなのか、これから解説していきます。

私が実際にこの言葉に何度も殺されかけてきました。

言った側の気持ち

「みんなも頑張ってる」と言った側は、「私も他の人たちも辛いから一緒に頑張って乗り越えよう」というようなニュアンスで言っていると思います。

励ましの言葉が見つからず、深い意味もなく無意識に言ってしまっているパターンもあるかと思います。

言われた側の気持ち

「みんなも頑張ってるんだから」と言われて「みんなも頑張ってるなら自分も頑張ろう」とプラスに受け取られる場合もあります。

ですが、何度努力をしても成果を得られなかった時に「みんなも頑張ってるんだから」と言われると、責められている感覚に陥る場合があります。

どんな人に言ってはいけないのか

特にダメージを大きく受けてしまう人は

  • 子供
  • 我慢強い人
  • 真面目な人
  • 控えめな人

大人なら意図が理解できるのでまだ良いですが、子供は素直に言葉をそのまま受け取ってしまいます。

子供に対し、何かにつけて「みんなも頑張ってるんだから」と言ってしまうと、無理してしまいパンクしてしまう可能性があります。

この言葉は頑張っている人を追い詰めてしまいます。

もし学生ならいじめだったり、社会人だったらハラスメントを受けている場合もあります。

いじめやハラスメントをする側は、反撃して来なそうな控えめな人をターゲットにして嫌がらせをすることでストレスを発散しています。

いじめやハラスメントなどの悩みを抱える人にとって、「みんなも頑張っている」という言葉は嫌がらせをしてくる人たちをも肯定しているように感じてしまいます。

まるで自分が全て間違っているというような感覚に陥ってしまうので、「みんな」という言葉を迂闊に使用して現状に引き止めるのは危険です。

周りと比べるような発言はやめよう

そもそも「みんな」とは。

「みんなも頑張ってる」といっても、世の中にはあまり頑張らなくても平和に生活している人もいれば、死に物狂いで頑張り続けている人もいます。

同じ場所で同じ事をしていても、人によっては楽だと感じたり辛いと感じたり、捉え方は様々です。

本当に相手を思うなら、そんな「みんな」という不明瞭な言葉を利用して応援するのは思いやりに欠けます。

「みんな」ではなくとも、誰かと比較するような言い方はマイナスでしかありません。

人によって得意なこと、不得意なことは全然違います。比較することにメリットはありません。

周りと比較ばかりしていたら自分も不幸になってしまいます。

相手の現状が苦しい様子だったら応援するのではなく、なぜ苦しいのか聞いてあげるのが一番だと思います。

話を聞いて理解した上で、周りと比較するようなことは言わず単純に応援すれば、相手は元気をもらえると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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